仕上がり早のアメリカ血統馬が走る近年の函館2歳S

近年の傾向と推奨馬800200

【近5年傾向Pickup】

・例年は、前向きなスピード活きる、特に前走3コーナー4番手以内の先行経験(過去5年で馬券に絡んだ15頭全馬該当)

・出走頭数は少ないが、距離短縮馬の期待値は高い(過去5年で4頭出走して18年に7人気2着、14年も12人気4着)

・父ストームバード系、ヴァイスリージェント系、ミスプロ系など、いわゆる米国のダート血統馬が走る(過去5年で4人気以下で馬券に絡んだ7頭中4頭が該当、そのうち3頭は10人気以下)

・ダイワメジャー、マツリダゴッホ、キンシャサノキセキ、ジャスタウェイ等々、サンデー系種牡馬の中でもスピード寄りの産駒が走る(該当馬は毎年のように馬券に)

・但し今年は異例の梅雨の長さで、週末の天候によっては、例年以上にスタミナが問われる可能性も

【総括】

いわゆる2歳重賞特有の前向きなスピードが活かされる傾向が顕著で、非クラシック的な才能が問われる2歳限定の重賞競走。

その傾向に準ずる格好で、血統的にも2歳重賞特有の米国血統馬、スプリント血統馬が断然有利の方向性。

但し、今年は異例の梅雨の長さで、週末の天候によっては、例年以上にスタミナが問われる等々、その傾向が変動する可能性も。

それら克明な詳細は、ピックアップを参照。

以上を踏まえて推奨馬は、ニルカンタテソーロです。

本馬の父は、米国ダートの名血でミスプロ系Speightstown。

日本では、マテラスカイ、リエノテソーロなどの重賞ウィナーを複数頭輩出するなど、芝よりもダート戦で勝ち星を量産する米国血統の典型。

前項の詳細通り、いわゆる仕上がり早の米国ダート血統馬は、毎年の函館2歳Sの特注系。

尚、今年の出走予定馬の中で、父が米国ダートのミスプロ系種牡馬は本馬1頭のみ。

ケープコッドは、前走の未勝利戦(函館芝1200m)が、好位2番手から後続を5馬身以上突き放す圧巻パフォーマンス。

ピックアップの詳細通り、前走の先行経験が活きる傾向も当レースならでは。

血統構成は、ダイワメジャー×Elusive Quality。

一昨年4人気3着アリア、2015年3人気2着メジャータイフーン、同10人気3着ヒルダは、全馬がダイワメジャー産駒。

サンデー系の中ではスピード指向が強く、かつ仕上がりの早さが売りの当種牡馬の産駒は、近年の函館2歳Sに抜群の相性を誇ります。

尚、本馬の母父Elusive Qualityは、北米リーディングサイアーも獲得した実績がある米国ダートの超名血。

この馬に関しては、母方のダート的な才能も大きな強調材料でしょうか。

連闘策で出走してくるのであれば、大穴でマンバーにも注目。

本馬の父は、サンデー系の中ではスピード色の強いジョーカプチーノ産駒。

父も現役時代に芝1200m重賞2勝の実績。

母父は、米国ダートの名血ダンチヒ系アジュディケーティング。

「南関東のサンデーサイレンス」とも称されるほどに、日本では地方競馬の一時代を築き上げた大種牡馬で、ダート指向の強い芝レースは有利。

メンバー唯一の距離短縮馬タイセイビジョンは、人気上位馬の中では最も信頼のおける1頭。

前項の詳細通り、近年の当レースは、純粋に距離短縮馬を買い続けるだけでも、その収支は大幅にプラスになる傾向。

但し、C.ルメール騎手騎乗で能力以上に、過剰に馬券が売れそうな構図は、プラス材料とも言い兼ねますが。

また今年は、異例の長さが取り沙汰される梅雨の影響でレース当日が道悪馬場コンディションであれば、毎年の傾向を無視してでも、芝中距離指向の強いキャラクターに狙いを定めても面白いでしょうか。

そういった馬場コンディションであれば、ディープインパクトの血を継ぐキズナ産駒のビアンフェ、父がキングカメハメハ系トゥザワールドのメイショウナパワン辺りに注目。

【推奨馬】
ニルカンタテソーロ
ケープコッド
マンバー
タイセイビジョン


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