競馬をやって何が悪い。〜予想は敗因分析から〜

菊花賞の出走予定馬展望が中心!今週あの人気馬はなぜ負けたのか? ラップとレース映像をリンクさせた詳細な敗因分析から競馬の真髄に迫る。 敗因分析できれば次買うべき馬が解る。競馬予想は回顧から始まる。

オークス2019のレース回顧・結果:ラヴズオンリーユー、無敗のオークス制覇はレースレコードとともに!

time 2019/05/19

オークス2019のレース回顧・結果

東京芝2400m良
2:22.8 59.1-59.2 M
12.5 – 10.9 – 11.7 – 11.9 – 12.1 – 12.2 – 12.3 – 12.2 – 11.7 – 11.4 – 11.6 – 12.3

展開分析・回顧

 まず第一に武藤のレースメイクを褒めないといけないなぁという感じ。超高速馬場で23秒台はまともな流れなら出るだろうと。つまり60秒前後ではスローになる可能性が高いから、恐らくスローになると想定していた。ただ、59.1で入ったこともあるが中盤で12秒前半までで上手く極端すぎない息の入れ方ができた。これがレースレコードまで至った主要因にはなると思う。もちろんジョディーがこの競馬では難しいけど、ちゃんと自分の競馬を貫いて下手なレースメイクをしなかったことは非常に良かったと思う。レース全体が締まっていたのは武藤のレースメイクが良かったからだと思うね。関東の騎手としてはかなりいいバランス感覚の持ち主だと思う。

 レース全体の展開を見ると59-59ぐらいで高いレベルでの平均ペース。若干の淀みはあったがそれでもほとんど淡々としていて仕掛けが早く4F戦で最速ラップが11.4。つまりトップスピードの質が要求されないポテンシャル戦となったし、しかも前半の基礎スピードも要求された中でのもの。超高速状態なので2400よりももうちょっと距離は短めの適性面を求められたと思っているが、後半はロンスパ気味だったからね。タフなレースだったと思う。超高速馬場適性も必要だった。

1着13ラヴズオンリーユー(M.デムーロ)

 やや出負けして序盤は様子を見ながら広いところをとって中団馬群の中目に入っていくという感じ。ただ道中は比較的淡々と進めていて折り合い面でも苦労なく楽に中団で追走。3~4角でも中団外目から進めていくがこの辺りから前もペースアップ、という流れでビーチサンバを目標にしながらその内から上手く進路を取って直線。序盤で追い出されてからの伸びは地味だがL2の地点では前が落ちてきたところでグンときて2列目付近まで上げてくる。L1でそのまま前で粘り込むカレンブーケドールを捕えて無敗のオークス制覇。

 強かった…まあ、こちらの想定していた展開ではなかったので予想的には難しかったかなとは思う。ただ後半に加速が求められたし4角あたりで前もペースを引き上げているので外からねじ伏せて最後まで伸びてきたというのは評価しないといけないよね。忘れな草賞は割と長距離的な競馬だったと思っているので、あそこで最後まで突き抜けたのでこうなれば適性的にはもちろんあったと思う。ただ、忘れな草賞組のレベルが微妙だったので、そう考えるとなかなか1番人気で強くは狙えなかったというところかな。それでもこの馬はこの条件で最大限に能力を発揮したと。超高速馬場で前半の基礎スピードと後半のポテンシャルの両面をバランスよく持っていたと。リアルスティールもロンスパの菊花賞で強い競馬をしていたからね、実はこういった競馬が一番合っているのかな。

 ミルコの騎乗的には平安Sのオメガの感じが悪くなかったのでそろそろ復調するかな?という感じでみていたけど、これなら完全にメンタル的には安定してきたとみて良いと思う。序盤の入り方と流れている中で無駄のない競馬。3~4角でのマーク作りから通すところもあの中では上手くとってきたと思う。一頭だけあそこから伸びてきたわけで、強かったというべきだろう。参りました。

2着10カレンブーケドール(津村)

 五分のスタート、そこから様子を見ながらじわっと好位ぐらいの位置で入っていく。道中も好位外からエールヴォアの少し後ろぐらいで折り合って3角へ。3~4角でも好位の外から徐々にペースが上がっていく中で促しながらエールヴォアの外から仕掛けて直線。序盤で一気に先頭列から抜け出し先頭に立つ。L2で内からくらいついてくるクロノジェネシスとの叩き合いになっていたがL1でこれを振り切ると、今度は外からラヴズオンリーユーの強襲を受ける。これにはクビ差で屈したが3着以下は2馬身半離しての番狂わせ2着。

 後からみると、この馬の超高速馬場適性に賭ける、というのは一つの手ではあったかなと思う。予想的にノーチャンスではなかった中で、あまり考えずに切ってしまったのはちょっと後悔しているかな。クイーンCがいまいちだったので難しかったが新馬を見てもエンジンがかかってから良さが出ていたというところから、割と長距離的だったのはある。う~ん…これは反省材料だね。まあ考えた結果拾えたかどうかは別問題だけど、改めて終わってから見直してもこの人気ならこの馬は狙う価値があったと思う。展開を読み違えたのはあるけどね。

 馬の評価として超高速馬場がフィットしていたのと4角からペースが上がっていく流れで外から積極的に動いて踏ん張っていたことからもある程度分散したほうが良いというタイプだったとみるべきだと思う。上がり35.1で踏ん張っているという印象で良いだろう。2400となったことでこれだけペースが上がっても楽に追走できたし、超高速馬場で分散する中で長く脚を使ってきた。超高速でのポテンシャルの高さを見せたというべきかな。ここ3週府中GIを見てきたけど、単純な能力や総合的な適性を超高速馬場適性が超えてくるケースもあると思う。ここまで極端になった場合は、やはり超高速馬場で高いパフォーマンスを見せている馬を狙うほうが良いのかもしれないね。カレンブーケドールもこの条件で正攻法で強かったのは間違いないんだけど、ここまで極端だと馬場も考えもんだよ。流石にここまで軽いと世界的な常識からは著しく逸脱してしまっていると思う。

3着02クロノジェネシス(北村友)

 まずまずのスタートからまずは様子を見ながら進めてコントラチェックの後ろをとって理想的な入り方。道中コントラが番手外の位置なので、少しスペースをとって3列目の内で2列目のスペースを確保する。道中も結構速い流れの中で前過ぎず絶妙な位置取り。3~4角で徐々にペースが上がっていくところでも最短距離でスペースを確保して進めながらコントラを目標に4角で一つ外から直線で内。序盤で先に外からカレンブーケドールが抜け出しているところをしぶとく内から伸びてくる。L2で2列目勢からコントラチェックを交わして2番手に浮上するのだがL1で甘くなる。最後はラヴズオンリーユーにもかわされカレンにも離され、3着争いに吸収されたが辛うじてクビ差残した。

 北村友一に一言かけるとしたら本当におつかれさん、という言葉になるかな。やれることは全部やってくれたと思う。この展開の中では完璧だった。前半で良い位置を取ってコントラを目標に、それもこれまでなら直後をとっていたと思うが前半で焦らずにコントラとの間にスペースをとって余裕を持ってくれた。前半は結構速かった中で我慢して3~4角でとっておいたスペースをじわっと詰めながら直線での進路も完璧でいうことない。

 これで負けたのは馬の適性の問題だと思う。全体でここまで流れてしまったこともだが、この流れで4F戦とロンスパになってしまったと。ここで最短距離を通せたのはよかったけど、それでもL1の甘さを考えるとやはりポテンシャルが足りないんじゃないかなと。そういう点で2400は高いレベルでは長かったんだと思う。北村友一は完璧に乗ってくれた。まあ流れていたらいつも良い騎乗するからその点では想定とは違った形だがクロノの甘さを北村友一がフォローできたんだと思う。逆にクロノの良さは北村の甘さをフォローできるからお互い安定するという点では良い関係性にあるんじゃないかな。ただ勝ち切れていないわけで、どこかで鞍上は替えられるかもしれない。個人的には秋華賞とかよりも天皇賞秋とかを狙ったほうがチャンスはあるかもしれんけどね。3~4角で分散されるような感じになるといまいちな気がするね。速いラップを要求される、トップスピードの質とそこまでのギアチェンジをという競馬の方が高いパフォーマンスを引き出せそうかな。とはいえ無冠の身だし現実的には秋華賞だろう。この感じだと牝馬三冠は無冠に終わる可能性が高くなってきたと思う。良い馬なんだけど完成度の高さと瞬間的な切れ味の馬だから、ここまで高いレベルで分散されちゃうと難しいわ。人馬ともによく頑張って3着をもぎ取ってくれたと思う。一つでも間違ってたら4着以下は十分にあった。

4着12ウィクトーリア(戸崎)

 伸びあがるような感じで出負けして後方からの競馬となってしまう。そこからも無理はせずに、一団で広がっている中団の後ろで進める。道中淡々とした流れで特に動かず、後方中目でじっとして3角。3~4角でも最後方に近い位置で中目を追走しながら我慢して直線。序盤で中団馬群の真ん中に突っ込んで上手くダノンファンタジーの直後まで持ってくる。そこからL2で内目に切り込みつつジリジリと差を詰め、最後は落ちてきたクロノジェネシスを拾えるか?というところまでのクビ差の4着。

 出負けが過ぎたかな…それ以降は流れていたこともあって戸崎の良さも出たと思うんだけど、あそこまで後ろだと流石に難しいわ。ただ、フローラSで劇的に良くなっていた印象を受けたが、ここでも厳しい流れで後方で脚を温存できたとは言え最後まで絶望的な位置から3着争いまで食い込んできた。この競馬ができるのであれば秋華賞はかなり楽しみになったと思う。まあラヴズオンリーユーは手ごわいと思うけど、桜花賞上位組とは十分逆転可能な範囲に来たんじゃないかな。前走からある程度要所で動けるようになっているし、今のこの馬なら秋は良いんじゃないかな。

5着08ダノンファンタジー(川田)

 まずまずのスタートを切ってそこから様子を見ながら最終的には控えて好位の中で折り合いを意識して進めていく。道中もクロノジェネシスの少し後ろぐらいで折り合って進めて3角。3~4角でも好位でクロノの一つ外、中目を通しながらエールヴォアの後ろぐらいで直線で外。序盤で抜け出したカレンブーケドールを目標に追い出されるが伸びが地味。L2でもジリジリと伸びずばてず、最後までなだれ込んではきたが下がってきたクロノを捕え切れずの5着。

 う~ん…個人的にはダノンが来るならこういう分散する形での競馬かなと思っていたんだが、完璧に立ち回っていたとはいえクロノを差すところまで至らなかったことからも、超高速馬場だと良くないかもしれんね。JFでもチューリップ賞でも程度の差はあれ現実的なペースで良さが出た。桜花賞は超高速馬場でドスローの流れで切れ負け。L1は悪くない伸びだったので距離というよりはどちらかというと馬場適性のような感じはする。もちろんこのペースでこの馬場で速いラップを踏めなかったというのもあるんだけど、もうちょっと前半から攻めの騎乗ができていれば着順は上だったかもしれない。まあ難しいところだけどね。4角地点では良い位置にいたのも事実だし。ただ個人的にはもう少し前で…クロノより前にいたら怖かったかな。あの位置で3~4角でのコース取りを考えると温存できているクロノを交わすのは難しかったと思う。馬券的には狙ってない馬だけど、リスクを背負って前をとってほしかったかな。

9着03コントラチェック(レーン)

 まずまずのスタートを切って好枠でもあり楽に番手まで押し上げて逃げるジョディーの近くで進めていく。道中も積極的に番手でレースを展開し、厳しい流れの中でジョディーから離れずに1馬身の差で3角。3~4角でもジョディーの外から仕掛けを待ちつつ進めていくが、徐々に外からエールヴォアが絡んできたのでこの辺りでペースアップ、楽な感じで先頭に立って直線。ただ序盤で追い出されるが手応えほど伸びず、外のカレン、内のクロノにあっさり前に出られる。L2で甘くなるとラストは失速した。

 競馬の難しいところで、超高速馬場でとなるとこのペースでも後続がそこまで脚を使わされないし、ここまでロンスパになるとポテンシャル面を高いレベルで要求されてしまう。フラワーCは強かったけど結局スローで前受けして仕掛けを極限まで待っての一足。このレースではその一足を4角あたりからペースを上げるのに馬なりだけど使ってしまっているという感じ。L3の最速地点では良くてもL2以降は甘くなってしまったのはそういった面も大きいと思う。使える脚があまり長くないのでレースをうまく支配して前で我慢して仕掛けをゴール板のできるだけ手前に持ち込まないと難しい。まあ今回に関してはどう乗っても難しかったと思うわ。レーンの騎乗がどうというよりも、展開的に難しかった。

12着11シゲルピンクダイヤ(和田)

 やや出負け、そこから無理せず中団の中目に入っていく。道中も中団の中目でじっとしているが、前も淡々とした流れで特に動けないまま3角へ。3~4角でも中団の中目で進めているが少し手が動いて中団の外目から追走、4角でも手が動いて鞭も入って中団中目で直線。序盤で追われるが反応がなく中団でくらいつくまで。L2では甘くなってL1は失速した。

 ん~…結局桜花賞はドスローで超高速馬場、トップスピードの質を究極まで高めたことで良さが出たとみるべきかな。今回のオークスも超高速馬場そのものはよかったと思うんだけど、ここまで全体で流れてしまってそこから後半のロンスパで脚を使わされる形になった。分散されて瞬間的な切れ味を全く問われなかったことが大きいと思う。そしてこの負け方ならやっぱりダイワメジャー産駒の例に漏れず、2400は長かったと判断するしかないね。

オークス&平安ステークスダブルで3連単16点!
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モズアトラクション12番人気。。。。
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カレンブーケドール12番人気。。。重賞2レースとも12番人気入れ16点的中。。。



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何悪。分析note2023



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